ハウスダストや小さなゴミから赤ちゃんを守るため、家事をしている間の安全確保のため、パパ、ママの腰痛予防のため…さまざまな理由でベビーベッドを愛用していると思います。
赤ちゃんのうちはよかったけど、寝返りをして、おすわりをして…成長してきたら転落事故に要注意!!
家事で目を離したスキにベビーベッドから転落した事例
どの家庭にも「あるある」な状況で起こった転落事故です。
年齢:11か月
性別:男の子
場所:自宅の和室
時間:9:15頃
状況:男の子はベビーベッドで眠っていて、その間に母親はキッチンで洗い物をしていた。ベッド柵は上がっていた。男の子の泣き声が聞こえたので見に行くと、ベッド柵は上がった状態で男の子が床(畳)に倒れて泣いていた。
嘔吐や意識障害、手足の動きに異常はなかったが、おでこに内出血斑(アザ)があって心配になり受診した。経過観察ですぐによくなった。
(日本小児科学会雑誌2008年11月号掲載 日本小児科学会こどもの生活環境改善委員会 傷害注意速報より抜粋)
この男の子は伝い歩きができるようになり、ベッド柵につかまって立つと頭1つ分は柵より飛び出しています。
さらにベビーベッドの作りにより、足元10cmくらいのところに足がかけられそうな横桟(横向きの細い柱)がありました。
転落した瞬間の目撃者は誰もいませんでしたが、状況からこの柵に足をかけ、覗き込むようにして転落したものと推測されます。
頭1つ飛び出したら誰でも転落する可能性がある!
実はこのような転落事故は非常に多く起こっています。
その理由として子どもは頭が重いため、覗き込むように身を乗り出すとそのまま前に転落してしまうから。
子どもが立っておでこが飛び出し始めたら要注意!
頭1つ分を超えたり柵に両脇をかけられるくらい身長が高くなってきたらいつ転落してもおかしくありません。
また、普通に立ったときはベッド柵の高さに収まっていても、枕や丸めた布団、おもちゃなど高さのあるものがベッド内にあるときは踏み台になって危険です。
どう対策したらいい?
ベビーベッドを使用するときはベッド内の整理整頓を心がけ、大きなおもちゃなど踏み台になりそうなものは置きっぱなしにしないようにしましょう。
おすわりが安定してくると腕の力で立ちあがろうとしたり、子どもの好奇心と不意の力は大人でも驚くほど強いです。
成長・発達や身長に合わせてベビーベッドの床板を低くしたり、場合によっては使用をやめることを検討しましょう。
ベビーサークルなどを適切に使用してあげると動ける範囲も広がって、月齢に合わせた安全対策にもなります。
これからベビーベッドの購入を検討しているパパ、ママは安全かどうか?という視点で選ぶのもよいでしょう。
こんな場面にも気をつけて!
このような子どもの転落はベビーベッドからだけではありません。
よくニュースにもなるのは、ベランダからの転落。室外機や鉢植えなどに立って転落します。
他にも階段を塞いでいるベビーゲートに足をかけて転落したり、テーブルやソファなどの家具によじ登って転落することもあります。
どのシチュエーションにも共通するのは上半身が外に出る+身を乗り出す・寄りかかる状況です。
まずは家中を見渡してみて、危険がないかチェックして周りましょう!
まとめ
子どもは危険予知ができないため、パパ、ママが安全な空間をつくることが1番の安全対策になります。
片付けに追われて大変かもしれませんが、子どもの命を守るためにがんばりましょう。

コメント