離乳食が始まりお粥や野菜が食べられるようになってきた頃「ヨーグルトはいつから始めるんだろう?」と悩んでいませんか?
身体にはよさそうだけど乳製品だからアレルギーも心配…と思っているパパ、ママもいるでしょう。
今回は離乳食の進め方のうち、気になるヨーグルトに注目して考えていきましょう。
ヨーグルトはいつから食べていいの?
ヨーグルトを開始するのは離乳中期(生後7〜8か月)頃が目安になります。
乳製品は卵に次いでアレルギーが出やすい食材になるため初めはスプーン1杯程度にして様子をみましょう。
万が一、症状が出てしまってもすぐに受診できるよう他の食材と同じように平日の日中に挑戦するのがよいでしょう。
どれくらいの量を食べてもいいの?
初めはスプーン1杯程度から始めて徐々に量を増やしていきましょう。
厚生労働省が定める授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)によると、ヨーグルトは離乳中期(7〜8か月)では50〜70g、離乳後期(9〜11か月)では80g、離乳完了期(12〜18か月)では100gが目安とされています。
ヨーグルト以外にも加熱した牛乳、塩分や脂肪の少ないチーズも使える月齢になってくるので、他の乳製品と合わせた量として計算しましょうね。
ちなみに赤ちゃん用ヨーグルトの代表のベビーダノンは1つ45gなので、アレルギーの心配がなくなったら1食で丸ごと1つ完食してしまっても大丈夫です。
ヨーグルトは冷たいままあげてもいいの?
冷蔵庫から出したての冷たいヨーグルトは赤ちゃんの胃腸に負担をかけてしまいます。
60℃以上に加熱するとヨーグルトの乳酸菌が死滅してしまうので火を通す必要はありませんが、離乳食の準備をするときには冷蔵庫から出しておいて室温程度に戻しておくと食べやすいです。
すぐにヨーグルトを使いたいときは電子レンジで少しずつ温め、40℃前後の人肌程度に戻すとよいでしょう。
ヨーグルトをあげるときの注意点
どんなことに注意しながら離乳食のヨーグルトを進めていくとよいのでしょうか?
アレルギーに注意する
何度もお伝えしていますが乳製品はアレルギーが出やすい食材です。
食べた直後に蕁麻疹(赤いブツブツ)が出たり嘔吐してしまったり、腹痛(不機嫌に泣き続けるなど)があるときはアレルギーを疑って受診しましょう。
食べてから時間が経って腹痛や血便(うんちに血が混ざったり血がついたりする)がみられたときもアレルギーが疑われます。
粉ミルクには牛乳由来のたんぱく質が含まれているため、問題なく飲めていたからミルクアレルギーの心配はない?と思ってしまいがちですが、粉ミルクが飲めるからといって同じ牛乳由来のたんぱく質を含むヨーグルトもOKとは限りません。
どんな赤ちゃんでも少量ずつ試すことを守りましょう。
無糖・プレーンヨーグルトを選ぶ
赤ちゃんは本能的に甘いものを好む傾向がありますが、離乳食を始めた頃は味覚を形成して発達していく時期です。
素材そのものの味を楽しめるようヨーグルトは無糖・プレーンタイプのものを選ぶようにしましょう。
糖を摂ると血糖値が上がり膵臓から血糖値を調整するインスリンが分泌されますが、赤ちゃんの膵臓の機能はまだ未熟なのでたくさんの糖を摂ると負担になってしまいます。
市販の果物が入っているヨーグルトも甘くなっていることが多いため注意して選びましょう。
酸味が控えめなものを選ぶ
無糖・プレーンヨーグルトが好ましいのですが、赤ちゃんは酸っぱいものがあまり得意ではありません。
市販のもののなかでも、できるだけ酸味が少ないものを選んであげましょう。
とはいえ味の感じ方は人それぞれ、赤ちゃんによっては酸っぱくても喜んで食べることもあるので、いろいろ買ってみてパパ、ママも一緒に食べながら好みのヨーグルトを探していきましょうね。
はちみつが入っていないものを選ぶ
はちみつも健康によさそうな食品ですが、はちみつにはボツリヌス菌が含まれていることがあります。
1歳未満の子どもがはちみつを摂取することで乳児ボツリヌス症を起こすことがあるので、砂糖の甘味とは異なりますがはちみつヨーグルトも避けましょう。
はちみつについては別の記事で詳しくまとめています。

冷凍保存は向いていない
大きなヨーグルトを買ったとき残りはどうしましょう?冷蔵?冷凍?
ヨーグルトは冷凍保存ができる食品ですが冷凍・解凍するとなめらかな食感が失われてしまうので離乳食には向きません。
余ったら冷蔵庫で保管して、期限内にパパ、ママでおいしくいただきましょう。
おすすめのヨーグルト
離乳食にはどんなヨーグルトがおすすめでしょうか?
味の感じ方や好みで違いはあると思いますが、まずはこんな商品から試していくのがよいかもしれません。
ベビーダノン プレーン
6か月からOKなベビーダノンのプレーン味。
赤ちゃんが食べやすいように酸味が控えめで、やさしい乳糖の甘みがあるので初めてのヨーグルトでも食べやすいのが特徴。
赤ちゃんの成長に欠かせないビタミンD、鉄、カルシウム入りなのも嬉しいところ。
小分けになっているので使い切りできて便利。

ダノン ビオ 脂肪0 プレーン・砂糖不使用
砂糖不使用、脂肪0のヨーグルトなので赤ちゃんも安心して食べられます。
酸味も少なく、クリーミーな口どけなのでごっくんの練習にも向いています。
こちらも小分けになっていますが1つ75gなので月齢によってはパパ、ママと分けっこして食べてくださいね。

森永乳業 ビヒダス プレーンヨーグルト脂肪ゼロ
家族みんなで分けっこできる400g入り。
酸味も控えめでまろやかな味なのでヨーグルトそのもので食べても大丈夫ですし、食べにくそうな野菜や果物などと混ぜてトロミやソースとして使うのもよいですね。

小岩井 生乳100%ヨーグルト 400g
こちらも400g入り。
生乳をじっくり発酵させた酸味の少ないクリーミーなヨーグルトで、特定保健用食品にも指定されています。
食べかけを冷蔵庫で保存していても透明の水分(乳清、ホエイ)が浮いてきにくいのもポイント。

まとめ
ヨーグルトは冷蔵庫から出せばすぐに使えるので下準備いらず、そのまま食べても美味しいし、バナナやきなこ、さつまいもなどと混ぜて味変したりソース代わりに使えるなど便利な食品です。
便利なもの、赤ちゃんが気にいるものを探していって、少しずつ離乳食を進めながら食べられる食材を増やしていきましょう。
ピジョンから野菜不足に悩むパパ、ママをお助けしてくれる商品が販売されています。
ヨーグルトにかけてもOKなソースなので、ぜひ合わせて読んでみてくださいね。

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