大人用のお尻拭きを赤ちゃんに使っても大丈夫?違いはあるの?

Is it okay to use adult wipes on children?

先日こんなことがありました。
「赤ちゃん用のお尻拭きが売り切れてたので大人用を買ってきました。使えますか?」
…たしかに。何が違うのでしょうか?大人用のお尻拭きを子どもが使っても大丈夫なの?

赤ちゃん用と大人用のお尻拭きの特徴

結論から言えば、大人用のお尻拭きを赤ちゃん・子どもに使っても害があるわけではありません。
ですがわざわざ赤ちゃん用・大人用と分けて売っているのにはきちんと理由があります。
それぞれの違いや特徴を見ていきましょう。

大きさ

赤ちゃんや子どもは身体が小さいため、もちろん拭く面積も狭いです。
そのためシートのサイズは小さめに設計されています。
一方で大人のシートは身体の大きさに合わせ、拭く面積や排泄物の量を考慮した大きめサイズ。
広げると手のひらサイズ〜A4サイズくらいになるものも。

厚さ

こちらも身体の大きさや排泄物の量に合わせて設計されています。
赤ちゃん用のお尻拭きの中でも薄手のものから厚めのものまで売られているので、パパ、ママが使いやすいものや用途に合わせて選ぶとよいでしょう。

水分量

排泄物が柔らかく、皮膚もデリケートな赤ちゃんのお尻を拭くために、軽い力でしっかり拭きとれるような優しい肌あたりで水分がたっぷり含まれている商品が多いです。

安全面

どちらも人の身体に使用するもののため安全な商品であることに間違いありませんが、法的な分類で違いがあります。
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律(=薬機法)において、赤ちゃん用のお尻拭きは“化粧品”に分類されます。
パッケージの裏側を見ると“化粧水類”などの記載があるはず。
これは化粧品と同じレベルのクリーンルームで製造することが義務付けられていて、より安全・安心に使えるよう定められています。
主成分である水に加えて、カビや細菌などの微生物の繁殖を抑える防腐剤や、肌あれ防止のための湿潤剤・保湿剤なども含まれていますが、こちらも厳しい条件のもと添加されています。
あくまで製品自体の衛生を保つための成分のため、皮膚の雑菌を殺すような濃度ではないですよ。

一方で大人用のお尻拭きにはクリーンルームで製造するといった基準はないため、医薬部外品や雑品(雑貨)に分類されることが多く、排泄物を拭きとる以上の目的や効果があるものではありません。

その他

大人用のお尻拭きはトイレに流せるタイプなど処理面で便利なものも多くあります。
もちろん赤ちゃん用のお尻拭きでも流せるタイプのものもありますよ!
“トイレに流さないでください”と表示のあるものは水に溶けにくい素材の不織布を使った商品のため、配管が詰まってしまうなどのトラブルにも繋がります。
処理の仕方はきちんと守りましょう。

まとめ

どちらのお尻拭きも人間の身体に害のあるものではありませんが、可能な限りデリケートな子どもの皮膚のことを考えられて作られた赤ちゃん用のお尻拭きを選ぶようにしましょうね。
お尻拭きが原因でないことも多くありますが、お尻の赤みや荒れに気がついたときは早めにかかりつけの病院を受診し、お薬をもらうと悪化する前に守ってあげられますよ。
これから年末年始などで帰省される方も多くなり、行き慣れない地域やお店を利用することもあるでしょう。
余裕をもって準備できると安心ですね!

どちらも厚手でおすすめのお尻拭き。

コスパ◎
コンパクトなので持ち歩きにも向いてます。

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