子どもがチョコレートを食べてもいいのはいつから?チョコレートにはメリットもある!

At what age can you eat chocolate?

甘くておいしいチョコレート。
こっそり食べているところを見られてしまって子どもにねだられ「これは辛い辛いだよ!」と逃げたことのあるパパ、ママは多いと思います。
どうしてチョコレートは「辛い辛い」から食べちゃいけないの?チョコレートデビューは何歳から?

何歳からOK!という決まりはない

チョコレートはなんとなくあげたらいけないような気がして避けているパパ、ママも多いと思いますが、ぶっちゃけ何歳までNGで何歳からOKという明確な基準はありません。
はちみつのように小さな子どもにあげてはいけない根拠ある理由はないので、うっかり食べさせてしまった!と焦っているなら落ち着いて大丈夫。
(はちみつにはボツリヌス菌の芽胞が含まれている可能性があり、1歳未満の赤ちゃんが食べると中毒を起こすことがあるのでやめましょう!)

明確な基準はありませんが、チョコレートを含むクッキーやケーキなどは離乳食が完了する1歳半頃から、板チョコレートのようなチョコそのものは3歳以降がいいとされています。

チョコレートを避けたほうがいい理由

身体に害のあるものではないとはいえ、なんとなく「辛い辛い」で避けているチョコレートをできるだけ控えたほうがいい理由があるので詳しく見ていきましょう。

消化器官に負担がかかるから

消化器官が未発達な乳幼児にとってチョコレートに含まれる砂糖や脂肪は消化しにくく大きな負担となってしまいます。
離乳食が完了する1歳半頃になると消化機能も発達してきます。
積極的に摂る必要性はありませんが、もし欲しがったときにはチョコレートパウダーやチョコ味のもの、チョコチップクッキーなど少量ずつから試してみるのがよいでしょう。
チョコレートはアレルギーを引き起こすリスクは低いですが、消化不良を起こしていないかお腹の調子も合わせて見ていけるといいですね。

味覚の土台を形成している途中だから

子どもの味覚は生まれてすぐの頃からありますが、成長とともに徐々に発達していきます。
とくに3歳頃までに食べた味の影響を受けるといわれているため、濃い味や強い甘味などに慣れてしまうと将来的に濃い味や甘味の強いものを好むようになってしまいます。
赤ちゃんはエネルギー源である母乳・ミルクの味として甘い味を好む傾向がありますが、チョコレートのような強い甘味を知るのはある程度さまざまな味に触れてきた3歳以降がおすすめです。

おやつ代わりにならないから

大人は疲れたときやおやつの時間にチョコレートを食べることがありますが、子どものおやつは大人のおやつとは少し立ち位置が違います。
一度にたくさんの食べ物を食べられない子どもは1日に必要な栄養を何度かに分けて摂取する必要があり、おやつの時間にもお菓子以外のものを食べなくてはいけません。
なのでおやつの時間にはバナナや蒸しパン、さつまいもや焼きおにぎりなどの軽食が勧められるんですね。
そのためおやつにたくさんのチョコレートを食べてしまうとカロリーは摂れるものの栄養バランスが悪くなってしまいます。
1片20kcalほどあるチョコレートを食べるときは、牛乳も一緒に飲むなど他のおやつとの組み合わせに気をつけて3片くらいまでのお楽しみとしておくのがよいでしょう。

チョコレートを食べるときに気をつけたいこと

もし子どもと一緒にチョコレートを食べるときにはどんなことに気をつけたらよいでしょうか?

食べ過ぎに注意

避けたほうがいい理由でお伝えした通り、チョコレートを食べるときには年齢に合わせて少量ずつ、お楽しみ程度にしておくのがよいでしょう。
甘いものは依存性があり、たくさん食べたくなってしまうのは大人も子どもも同じ。
食べ過ぎはもちろん肥満のリスクも高めます。
毎日のおやつ的ポジションではなく、誕生日ケーキや頑張った後のご褒美など特別なおやつポジションにしておけたらベスト。
家族で分けっこすることで、パパ、ママの食べ過ぎも防げて一石二鳥です!

虫歯に注意

チョコレートは歯に残りやすいですよね。
せっかく生えてきた歯を守るためにもチョコレートを食べた後は飲み物を飲んで流すようにしたり、歯磨きをするなどして虫歯対策をしっかりしましょう!

あげる時間に注意

チョコレートには覚醒作用のあるカフェインや利尿作用のあるテオブロミンが多く含まれています。
寝る前などに食べてしまうと寝つきが悪くなったり、落ち着きがなくなってしまいます。
チョコレートを食べるときは日中の時間がおすすめ。

チョコレートにはメリットもある!

もちろんチョコレートにはいい作用もあります。

カカオポリフェノールで風邪予防

カカオポリフェノールはカカオ豆が主原材料のチョコレートに含まれる代表的な成分。
免疫力・抵抗力を高める抗酸化作用があるため風邪や感染症予防に役立ちます。
他にもリラックス効果もあるためストレス解消にもなりますね。

ミネラルも豊富

チョコレートにはカルシウム、マグネシウム、鉄分など身体に必要なミネラル分も含まれています。
ミネラルは血液や骨、歯などの身体づくりにも欠かせない五大栄養素の1つのため、摂っていきたい成分です。

苦い薬の味が隠せる!

個人的にチョコレートのすごいところはここ!
お薬ゼリーや甘いシロップを使ってもお薬の苦味が勝ってしまうことがあります。
そんなときにはパンケーキにかけるようなチョコレートソースやチョコ味のアイスを試してみてほしいです。
コツはケチらずにハーゲンダッツなどの高いアイスを買うこと、お薬とチョコを練り練りせずにサンドイッチのように上下に挟むこと!
お薬と一緒に1口+お口直しにもう1口程度なら食べ過ぎの心配もありませんね。
お薬との飲み合わせや病気によってはチョコレートを避けたい場合もあるので、お医者さんや薬剤師さんにも相談してみましょう。

まとめ

本来チョコレートは身体にいい成分も含まれている食べ物。
過度に怖がりすぎたり避けることなく、食べる時間や量を気にしながらバランスよくいろいろな食べ物をとるよう意識できたらいいですね。
お薬苦手ちゃんにはぜひ試していただき、ご感想をお待ちしております!

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