子育ては時代によって変化していきます。
今回は第一弾として子育て今と昔、お風呂あがりの湯冷ましは必要か?について考えていこうと思います。
そもそも白湯と湯冷ましの違いって?
水を一度沸騰させたものを白湯、それを人肌程度の温度まで冷ましたものが湯冷ましです。
赤ちゃんのために湯冷ましを作るときは水道水を10分以上ぐつぐつ沸騰させ塩素などの不純物を取り除いてから冷まします。
急いで冷ましたいときは不純物を含む氷を使うのではなく、氷水をはったボウルに入れるなどして外側から冷やしましょう。
冷たすぎると赤ちゃんのお腹に負担になるので人肌程度にしましょうね。
ミネラルウォーターを使うときは必ず軟水にしましょう。
硬水は飲みにくく、消化不良も起こしやすくなります。
“昔”はお風呂あがりに湯冷ましをあげていた
さて本題にはいりましょう。
あなたのお父さん、お母さんやおじいちゃん、おばあちゃんから「お風呂あがりには湯冷ましをあげなさい」と言われたことはありませんか?
なぜそんなことを言われるのかという理由をさかのぼってみてみましょう。
1960〜1970年代頃、ちょうど高度経済成長期の頃は粉ミルクの技術革新が続いていて母乳よりミルクのほうが栄養があるとも言われていました。
そのためお父さん、お母さんはミルクで育ってきた人が多かったりするんです。
しかし当時の粉ミルクはまだまだ研究の途中であったため、たんぱく質やミネラルが赤ちゃんにとって過剰でした。
だから薄める必要がある→湯冷ましをあげよう→それならお風呂あがりにしよう、という流れで湯冷ましをあげるのが主流になっていたんですね。
現在は粉ミルクの研究も進み、栄養バランスもより赤ちゃんに合わせて調整されています。
そのため薄める目的での湯冷ましは基本的に必要なくなりました。
湯冷ましは“あげなくてはいけないもの”から“あげてもいいもの”という感覚に変化したイメージです。
お風呂あがりは母乳かミルクでOK!
赤ちゃんは体重の約70%が水分のため、脱水にならないようしっかり水分を摂る必要があります。
お散歩やお風呂の後は暑かったり汗をかいていたりするので何か飲む必要があります。
昔はここで湯冷ましを使っていましたが、現在は母乳かミルクでOKです!
母乳もミルクも水分を90%弱ほど含んでいるので充分に水分摂取ができますよ。
ただし混合栄養や完ミの赤ちゃんはミルクを飲みすぎると体重が増えすぎてしまうなどデメリットもあります。
たまたまミルクのタイミングであればそのままミルクタイムにして大丈夫ですが、そうではないタイミングのときは湯冷ましを使ってみるのもOKです。
ミルクと同じようにたくさん飲む必要はなくて、湯冷まし20〜30ml程度にしておくのがよいでしょう。
生後1か月を過ぎた頃からはノンカフェインの麦茶(赤ちゃん用のものや、大人の麦茶を薄めたもの)も飲めるので、少量の水分摂取のタイミングで使ってみてもよいですね。
麦茶を薄める理由はそのままだと濃くて苦味を感じやすいから。
忙しい毎日なので水を沸騰させたり冷ましたり、そんな時間ないよ〜!というパパ、ママは赤ちゃん用の水や粉末麦茶を上手に活用しましょう。
和光堂の赤ちゃん用の水はペットボトル1本あたり96円程度でとてもお得です。
赤ちゃんが飲むのは少量なので、余ったお水はパパ、ママが普通に飲んじゃってOK。
水は買い出しに行くと持ち帰るのが重たくて大変なのでオンラインショッピングに頼りましょう。
粉末麦茶も欲しい分だけ作れるので便利です。
もちろんこちらもパパ、ママも飲めるので、親子で一緒のものを飲む楽しみにもなりますね。
まとめ
今と昔では子育ての当たり前がどんどん変わっていきます。
昔から赤ちゃんのためを思い研究を重ね続けてくれている誰かのおかげで根拠のある、よりよい子育てができています。
なのでお父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃんの育児が間違っていたというわけではないので、一緒に新しい子育てを学んでいってもらえると嬉しいですね。
自分の経験や育児本はすぐに書き換えることができませんが、インターネットでは最新の情報を見つけることができます。
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