哺乳瓶を傾けると勢いよくミルクが出てくる理由は?

Why does milk boil over when a baby bottle is tilted?

哺乳瓶でミルクをあげようと思って傾けたときに、乳首から勢いよくぴゅーっとミルクが出てきてしまって周囲の物や赤ちゃんの顔にかかってしまったことはありませんか?
哺乳瓶が壊れていたり、調乳の仕方が間違っているわけではありませんのでご安心を。
ではなぜミルクが勢いよく飛び出すのでしょうか?

ミルクが噴き出す原因は“空気の膨張”


ミルクを調乳すると哺乳瓶の中の空気も温まります。
温かくなった空気は膨張して、哺乳瓶を傾けたときに中身のミルクを押し出してしまいます。
そのため調乳直後の温かいミルクの飲み始めに多く起こる現象です。

どうしたら噴き出さなくなる?対策は?

空気が温まり膨張して飛び出す、という科学的な原因だとしても赤ちゃんの顔にミルクがかかってしまったり、勢いよく口に入ってしまってムセてしまっては可哀想です。
対策はあるのでしょうか?

対策① 一度キャップを外して圧を抜く


ミルクは70℃以上のお湯で調乳する必要があるので、必ず哺乳瓶の中の空気は温まって膨張してしまいます。
赤ちゃんが飲める適温まで冷まし、ミルクをあげる直前に一度キャップ(乳首部分)を外して瓶の中の圧を抜いてみましょう。
そうすることで勢いよくミルクが噴き出しにくくなります。

対策② ミルクを少し冷ます


できたてのミルクを少しずつ冷ましていくと哺乳瓶の中の空気も冷えて元の大きさに戻ります。
そうするとミルクを押し出す力はなくなるので哺乳瓶を傾けてもミルクが噴き出すことはなくなってくるでしょう。

まとめ


熱いお湯で調乳する必要があるのでミルクがぴゅーっと飛び出す現象はある程度は仕方のないことですが、原因がわかったため対策もできそうですね。
月齢の小さいうちはムセてしまう可能性もあるのでキッチンであらかじめ哺乳瓶を傾けてミルクを出してから飲ませ始めてみるのも工夫の1つですね。
大きくなって飲み込むのが上手になってきたら、口に乳首を含んでから身体を傾けてミルクを飲み始めると周りに飛び散ることはなくなりますよ。

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