子どもの“好きなこと”=脳を育てる原動力!夢中になれるってすごいこと

Research on how a specific part of the brain evolved through playing Pokémon games.

突然ですが、ポケモンの名前いくつ言えますか?

現在ポケモンは1025種類います。
全部は言えなくても懐かしの151匹は今でも言える、なんてことも?
かつて子どもだったパパ、ママ。あのとき夢中で覚えたポケモンの名前、無駄ではありませんよ!

熱心にポケモンをプレイした子どもの脳には“専用領域”が?!

2019年にアメリカのスタンフォード大学の研究チームが発表した興味深い論文があります。
それは幼少期に何時間もポケモンを熱心にプレイした人の脳の中にはポケモンの姿かたちに強く反応する特異的な領域がつくられた、というもの。
つまり何種類ものキャラクターを見分けるのに特化した“脳の専用領域”ができていたんです。

この研究は幼少期にポケモンのゲームで遊んだ大人と遊んだことのない大人それぞれ11人にfMRI(機能的磁気共鳴画像法=脳内の血流の変化をリアルタイムで画像化する技術)を行い、ポケモンや人の顔、動物などを見せて脳の活動を比較しました。
すると、ポケモンで遊んでいた大人はポケモンのキャラクターを見ると脳の同じ一部分が強く反応しました。
これは幼少期の繰り返しの視覚体験が大人になっても影響を残していることの裏づけになりました。

ポケモンで遊ぶと記憶力がよくなるってこと?

この研究でわかったことは、ポケモンを繰り返し遊ぶことで記憶力やIQがあがるといったことではありません。
あくまでも幼少期の体験によって脳はその刺激を処理するための神経回路をつくる可塑性=伸びしろがあると示しました。

子どもの好きなものは尊重しよう

ポケモンをテーマに研究がされましたが、必ずしもポケモンである必要はないんです。
今、子どもが夢中になっているもの、大好きなテーマ、たとえば虫、電車、食物、動物、恐竜、魚、芸術、キャラクター…なんでもいいんです。
“三つ子の魂百まで”とはよく言うものですが、子どもが覚えた一見無駄にも感じるような知識の数々は大人になっても脳の片隅で働き続け、幼少期の豊富な経験が認知発達にとても重要であると考えられます。
子どもの「好き」にとことん付き合ってみると面白い未来が待っているかも?

まとめ

自分自身が昔から(現在も)ポケモンマスターなので、子どもたちの話題にもそれなりについていけますし、知らないポケモンでも色や見た目の特徴からなんとなくこのタイプ?と察しがつきます。
しかし、電車や恐竜、仮面ライダーなどは幼少期に触れてこなかったこともあり、なかなか覚えることも見分けることもできずに日々苦労しています。
子どもたちの「好き」を尊重し、“◯◯博士”と呼ばれるほど何かを極めることは、将来の子どもの自信や価値観、生き方や考え方にも大きな影響を与えそうですね!
あなたのお子さんは何博士ですか?

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